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2006年7月27日 (木曜日)

手術当日

いよいよ今日は旦那さまの手術の日でした。

先週突然手術日が決まり、今週に入って火曜に先生から手術前説明がありました。

先生から提示された選択肢はどこで足を切断するか?というもので、切断しないという選択肢は先生からしたら「とんでもない選択」ということでした。

旦那さまと私は事前に先生に聞きたいことをまとめていました。

どうしても足を残せないか?免疫療法を使えないか?一つ一つの質問に先生は丁寧に答えてくださいました。

先生と話をしているうちに旦那さまのココロは決まっていました。この先生を信じて、自分を信じて、最良の方法を取ろう。というものです。

次の日の朝、旦那さまは先生に直接「明日手術をお願いします」と言ったそうです。(詳しくは"よにんべや"で。。。)

そしていよいよ今日・・・朝から旦那さまは意外と落ち着いて冷静でした。

手術室に入る前に旦那さまと約束をしました。

「これからいろんなことが起こると思うけど、ストレスを溜め込まないでね。私にあやまらないでね。何でも話そうね。」

手術室に入って戻ってくるまでおよそ4時間半ほどでした。

手術室から戻り、麻酔から目覚めたばかりでまだ朦朧としている旦那さま。

口には酸素マスク。私が呼びかけると「痛い・・・」と小さくつぶやき、閉じている目の端からは涙が。。。

正直見ていられませんでした。私も涙が止まりませんでした。

「がんばったね。」その時の私がようやく言えた言葉です。。。

今日のこと、手術にいたるまで、などなど本当はまだまだいろいろ書きたいのですが、とりあえず今日は私も疲れているのでこの辺で。

旦那さまの会社の方やお友達、沢山の方から励ましのお言葉をいただき、本当に感謝しています。

旦那さまのブログとこのブログを会社の方も見ているということで、とりあえず今日は、無事に手術が終わったことをご報告いたします。

戦いは始まったばかりです。これからいろんなことがあると思います。

会社の方、お友達、このブログを見てくださっている方、そして家族の力をお借りしながら、一つ一つ乗り越えて行きたいと思います。

どうか、暖かく見守っていてください。

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2006年7月18日 (火曜日)

セカンドオピニオン

皆さんのコメントの中でセカンドオピニオンや治療法について提案してくれる方がいらっしゃいます。

本当に心配していただき、ありがたい限りです。

旦那さまの病気の発覚からこれまでのことをあまり細かく記事にしたことがなく、

私のうじうじした気持ばかりを書いてきていたので、今日はそのあたりのことを書きたいと思います。

旦那さまの腫瘍が見つかったきっかけはウインドサーフィンで、どこかに足をぶつけたことでした。

すぐ治るだろうと思っていたのですが、痛みは増すばかりで、近くの整形外科に行きました。そこでMRIを撮ったところ、ある大学病院を紹介されました。

その大学病院では血液検査、生検(細胞を取って細胞の種類を検査する)を行いました。

当初MRIの写真を見て先生は

「きっと良性だと思うよ。だけど大きいからどちらにしても手術しないとね。」

生検検査の結果を待ちながらのGWでした。「良性でありますように。。。」そう願ってばかりでした。

GW明け、検査結果は「悪性でした。血液にも悪性を示すものが出ています」とのことでした。

この時点で先生は入院を勧めてきました。ただ入院するにはベッドの空きが出るまでとのことで、即入院とはいきませんでした。

このとき先生はふくらはぎの腫瘍の写真を見ながら

「このあたりまで腫瘍を取り除けばいいでしょう。そんなに後遺症はないだろう」

とのことでした。既に大学病院に行き始めてから1ヶ月が過ぎていました。

旦那さまと私はいろいろ調べました。また周囲の人にも相談し、セカンドオピニオンを受けることを決めました。

そして大学病院の先生にセカンドオピニオンを受けたい旨お話をしました。先生は快く紹介状を書いてくれました。レントゲン写真ももらって違う病院に行く予約をしました。

その病院は私達が調べていた中で一番よいと考えていた癌専門病院で、しかも肉腫については日本で一番の権威と言われる先生を紹介していただいたのです。

私と旦那さまはこの時点で悪性と分かるまでに1ヶ月かかった大学病院に少し疑問を持っていました。そして早く入院すべきと言いながらベッドの空きが出るまで入院できない病院にも。またやはり癌の専門病院に行くことが何よりも安心なのではないか。と。

セカンドオピニオンを受ける病院に行く前の日に先生に電話をして、無理を承知でお願いしました。

「セカンドオピニオンを受ける病院にベッドの空きがあるなら、そちらにすぐにでも入院できるように先生からお願いしてもらえないでしょうか?」

先生は「私から電話いれておきます。」と快く受けてくださいました。

また後で知ったことですが旦那さまの会社の方からも癌専門病院にお願いをしてくださっていました。

セカンドオピニオン受診当日、私達は今日セカンドオピニオンだけで終わるのか、入院できるのか分かりませんでした。ただ入院できる準備だけはしていましたが。

診察室に入りレントゲン写真を見る先生。そしてすぐに検査の予約を入れてくださいました。隣で時間を計っていた(セカンドオピニオンは30分です)看護士さんは先生に「セカンドオピニオンの患者さんですよ。」と耳打ちしました。(保険適用外のセカンドオピニオン受診日に保険適用の検査はできないのです。)

先生は「あ~昨日電話あって、もううちで面倒みることになってるから」と、私達にとっては嬉しいお言葉。この時点でセカンドオピニオンではなく転院という形になりました。

大学病院から借りてきたレントゲン写真では分からないからということで即検査、そして即入院となりました。

生検もこの日に行い、検査結果も出て悪性腫瘍ということだけでなく、腫瘍細胞の種類まである程度特定されました。そしてこの時点で既に先生からは「切断の可能性も・・・」とのことでした。

この日のことは今思い出してもつらいばかりです。涙が止まりませんでした。

大学病院で1ヶ月かかったことがこの病院では1日で分かってしまう。

やはりこの病院に来て良かったんだ。と確信しました。そして先生を信じようと思いました。

大学病院の先生には後日お礼の電話をしました。大学病院という組織上、検査結果が出るのが遅く対応が後手に回るというのは仕方が無いことなのかもしれません。でも今ではこの大学病院の先生は本当によくしてくださったと感謝の気持で一杯です。

今の病院ではすぐに入院し、さらに細胞を詳細に調べるための生検手術、レントゲン検査、PET検査、抗癌剤治療を行って今に至っています。

私は今の先生と病院を信じて旦那さまに治療に専念して欲しいと思っています。

それでも日田天領水がよいと聞けば旦那さまに飲むように勧めたりはしていますが・・・笑

ただ大学病院で治療を続けていたら・・・と考えるとある意味恐怖です。大学病院では発見されなかった転移が今の病院ではいくつか見つかっていますし、腫瘍細胞が転移性のある細胞と分かった今では大学病院でさっさと腫瘍を取り除かれ、後々転移が発見されていたとも考えられます。

私達は結果的にセカンドオピニオンという形ではなくなりましたが、やはり複数の病院に意見を求めることは非常に重要なことだと思いました。

今回とてもいい先生、そしていい病院に出会えたことは本当に幸運なことだと思います。入院待ちもあると言われる中で優先的に入院させてもらえたことは旦那さまのツキを示していると信じて。そして治ると信じて。

私は旦那さまを応援していきます。

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2006年7月15日 (土曜日)

期待

旦那さまの抗癌剤治療3回目が始まりました。

しかし、アレルギー反応?のようなものが出たためにすぐに中止になりました。

一時は息苦しくなることもあり、とても心配で、お医者さんもこれ以上は辞めておこう。という決断でした。

旦那さまは健康に見えます。顔色もいいし、肌もツルツル、特にやせてしまったということもありません。

なんだか抗癌剤治療で具合が悪くなっている。。。そんな錯覚すら起こしてしまいます。

病院で治療をしているはずなのに・・・って思ってしまいます。

でも旦那さまの体には悪い細胞が居るのは事実で、それをどうにかやっつけなければいけません。

でも私にはそのやっつける方法を知りません。

旦那さまのそばで”やっつけられるますように。”と祈ること、旦那さまと子供と3人の新しい生活を夢見て応援すること、そして第一に旦那さまなら病気に勝てる!と信じることしかできません。

なんて無力なんだろうか。。。悔しいばかりです。

旦那さまの病気が発覚してから、いろんな想いがありました。

ただ、「愛してるよ」そんな気持が次から次へとあふれてきてなぜか涙が止まらなくなるときがあります。

DreamsComeTrueのLoveLoveLoveの歌詞で

「♪ねぇ、どうして。

すごくアイシテル人に

”愛してる”と言うだけで

涙が出ちゃうんだろう・・・♪」

まさにこんな感じです。

そういうことってあるんだなぁ。とこの年になって知りました。

私は今、旦那さまは病気になってしまったのはつらいことだし、大変なことだけれでも、だからって不幸せだとは思っていません。

お腹に新しい命があって、旦那さまとゆっくり向き合って毎日を過ごし、2人で同じように前を向いている。。。ちょっとしたことに幸福感を感じていることがあります。

やっぱり旦那さまと結婚してよかった。そしてこれからの親子3人での生活を考えると期待が沢山あるからです。

いつかこの時期のことを笑って話せると信じています。

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2006年7月 3日 (月曜日)

神様、お願いです。

気付けばもう7月です。

早いなぁ~旦那さまが入院して1ヶ月半、妊娠して3ヶ月です。

明日で妊娠10週目に入ります。

先週出血があってかなりあわてて病院に行きました。でもお腹の中の子は元気に手足を動かしているのが確認できてほっと安心。

初期流産の可能性は低くなってるから安心していいよ。と先生から嬉しい言葉。

ただつわりがひどくなってきました・・・夜になると必ず1度は吐いてしまいます。

ず~っと胃がムカムカしてる感じです。これも赤ちゃんが育ってる証拠だと思って頑張らないと。。。

旦那さまは2回目の抗癌剤治療を行いました。吐き気があり、白血球数が減少し、脱毛も出てきたようです。

旦那さまはそれでも私の体を心配してくれます。

そしてそれに甘えてしまう私がいます。病院に行っても旦那さまのベッドでうとうとしてしまう私。。。

旦那さまは転移が発見されました。転移しやすいといわれていたリンパ節にです。

その話を一人で聞いた旦那さまはどれほど心細くつらかったでしょうか。

その気持を考えると胸が締め付けられます。

これまでずっと悪い方向に考えないようにしてきました。

しこりが見つかったときは「きっと良性だ・・・」

悪性の肉腫とわかったときは「きっと手術で簡単に治る」

切断する必要があるかもしれないと言われ「切断して悪い細胞がなくなるなら・・・」

しかし終には「転移がないように・・・」という願いさえも覆されてしまいました。

なんで旦那さまが・・・考えても仕方のないことだけれども、悔しくて仕方ありません。

それでも旦那さまは懸命に病気と闘っています。その姿を見るとこちらまで力をもらいます。

病院の七夕飾りに二人で短冊を飾りました。

私は「旦那さまが元気になりますように。」

旦那さまは「お腹の子が元気に育ちますように」

神様、お願いです。

旦那さまの悪い細胞に効く抗癌剤が見つかりますように。

そしてこれからの旦那さまの苦しみが少しでも少ないものでありますように。

そして元気にお腹の子が育ちますように。

沢山お願いしすぎてすみません。でもお願いします。

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